No.402 江戸の秋図

柿に千木筥
庄司 竹真 筆
総丈:125.5cm x 30cm 画寸:27.5cm x 20.5cm

「千木筥(ちぎばこ)」は芝大神宮の縁起物で、九月の祭礼の際に売られる檜製の三段重ねの絵箱です。
「千木」が「千着」に通じ、これを箪笥の中に納めると衣服が増えるまじないとされ、良縁に恵まれるお守りと
なりました。また、筥の中には入り豆が入っており、天井に吊るして雷避けとしても使われました。
秋色尽くしの古布。書き割りに描かれた大石内蔵助遊宴の図が江戸の風情を伝えます。