画家
木村 武山(きむら ぶざん)
価格
203,500円(税込)
略歴
1876年〜1942年
茨城県笠間市生まれ。川端玉章に学び、東京美術学校に入学する。
卒業後は日本絵画協会で受賞を重ね、日本美術院の創立にも参加し、
美術院の五浦移転の際に、岡倉天心、横山大観、菱田春草、下村観山とともに移住した。
色彩感覚を生かした壮麗な花鳥画、仏画を得意とした。
サイズ
総丈 縦209.5cm 横39cm
画寸 縦125.5cm 横27.5cm
状態
本紙にすこしシミがあります。
昔話の「腰折れ雀」を題材とした作品です。
吊り下げられた瓢箪に停まる二羽の愛らしい雀。
絶妙な筆遣いで瓢箪の丸みを描き表し、簡潔な筆致ながらも柔らかい羽毛を感じさせる雀はまるで笑顔を浮かべているようです。
確かなデッサン力に裏付けられた飄逸な描写は、観る者に心地いい余韻を感じさせます。