ひとりごと(21)


 
極上の秋、本日一日はそう思える
秋晴れの北九州小倉の朝昨夜は、曇天で期待していた名月には恵まれなかったが、
本日、早朝は、西の空に少し疲れ気味の満月と
対面することが出来た
早起きは三文の得・・・
たっぷりとした薄明かりが現実をちょっと忘れさせてくれた
自然の営みと人の命について考える
生かされた命に喜ぶ人
生かされている命に気づかぬまま栄養だけで生を保つ人
未来を悲観して自ら生きない道を選ぶ人
災害や不慮の事故で一瞬にして、
何も準備することもなく旅立つ人自分はどんな終焉をむかえられるかなと思いながら、
新聞の新内閣や竹島・尖閣列島の現実に
あれこれ思ったりもするが、詮なきことと思う
ともあれ、今、こうしてギャラリーで
静謐な画家の作品や陶芸家の温もりある器や
存在感のある作品、江戸時代から今日まで色褪せない
美しい画を前にしていることに感謝
なにかをお伝え出来るギャラリーでありたいと願う