画家
庄田 鶴友(しょうだ かくゆう)
価格
165,000円(税込)
略歴
1879年-1948年
奈良県柳生村生まれ。本名常喜、暁観とも号す。
明治18年(1885)一家で京都に移住。京都市立美術工芸学校絵画科卒。
山元春挙に師事。文展に入選を重ね、京都市立絵画専門学校助教論、のち教授となり後進の指導にあたる。
写生に基づいた山水画、風景画を得意とした。
サイズ
総丈 縦135.5cm 横65cm
画寸 縦39.5m 横51cm
状態
美品です。
一頭の牛と、その傍らに草刈り鎌と竹で編んだ籠が描かれただけの作品。
昔の日本の農家でも農作業に使う「役牛」と呼ばれる牛を飼っていて、犂(すき)や馬鍬(まぐわ)などの道具を牛に付けて、田を耕したり、土を平らにしたりしていました。
家屋の敷地内で共に暮らす牛は家族同様に生活していたそうです。
作業の合間でしょうか、眠そうな横顔を見せる牛は繋がれておらず、穏やかに休んでいます。
情緒豊かな作品を遺した庄田鶴友。
自然豊かな人々の何気ない暮らしのひとこまを感じさせる作品です。