ベトナム最終日。
朝から、気になる店の記憶を呼び起こして
ドンコイ通りを巡る。
深夜便なので時間には余裕がある。

今回のベトナムで感じたのはこれから発展しようとする
凄みのあるエネルギーだ。
今年最初にベトナムに行き、今はもう９月半ば。
なんとも情けない旅行記である。
その間、３月１１日には東北大震災、
そして今また水害に脅かされる日本。
ベトナムの人々に感じた、
頑張るしかない！という感じのパワー。
よくわからない政治のしくみ、
寄付させて頂いたお金の行方、
真実が見えない原発の事情。
このまま、毎日をどうにか過ごしている
日常でいいのかしら。
などと、過ぎ去った旅の思い出を綴りつつ思う。

ともかくもベトナムでは、
たくさんの雑貨や食べ物と出会った。
最後の食事は積極的にあれこれをメニューを勧めてくれる
ボーイさんのいいなりになって、注文。
名前に負けて頼んだハッピーパンケーキ。
ハーブたっぷりで確かに身体はハッピーかも。
海老カレーは・・・なんとも不味かった。

通路横の小さな池も、たぶん温いんだろうなあと思いつつ、
少し疲れた身体で早めの食事を終る。

深夜のベトナム空港まではホテル前に
ツアー客用のお迎えバスで向かう。
窓の外には、郊外でも時々屋台のような店がある。
まわりは、寂しげな通りなのに
それなりに人が集まっていた。

もし次回またベトナムを訪れることがあったら、
その時は一番印象に残ったあの列車に乗って
長い長い鉄道の旅をしてみたい。
お尻がいたくなるような座席ではあるが、
ハノイを目指し楽しそうに出発を待つ
ベトナムの人々の顔を思い出す。

シンプルな暮らしには戻れないかもしれないけど、
アナログな生活に憧れる今日この頃である。

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