深田直城筆「流水香魚図」絹本 共箱

価格

330,000円(税込)

画家

深田 直城(ふかだ ちょくじょう)

略歴

1861年~1947年
滋賀県生まれ。名は政孝、字は子簽、別号を秋月。森川曽文に師事、四条派を学ぶ。
内国絵画共進会、内国勧業博覧会等で多数受賞。のち大阪に移住。
日本美術協会会員、大阪絵画会会員として後進の指導にあたる。大阪画壇の中心的人物の一人。
魚の絵を得意とした。

サイズ

総丈 縦138.5cm 横65.3cm
画寸 縦42cm 横50.5cm

状態

美品です。

勢いよく流れる水とほとばしる水しぶき。流れに逆らいながら泳ぐ鮎の群れ。
墨の濃淡により、魚たちの姿を水面近くはくっきりと、水中深くは淡く描き分け、魚影の重なりを表現しています。
また、上部には濃墨を含ませた力強い筆さばきで硬質な岩肌を描き、鮎の姿との対比が作品に動きを与えています。
四条派に学び、魚の画を得意とした直城。
鮎の躍動感あふれる瞬間を切り取り、作品として完成させる画家の力量が遺憾なく発揮された涼しく清らかな空気を感じさせる一幅です。