価格
38,500円(税込)
画家
田能村 直入(たのむら ちょくにゅう)
略歴
1814年~1907年
豊後(大分県)竹田生まれ。旧姓三宮名は伝太(松太とも)、のち癡(嶷とも)、字は顧絶。
初め小虎と号し、忘斎、幽谷斎、竹翁、布袋庵、飲茶庵主人など多くの号を持つ。
田能村竹田に学び、その才能を認められ養嗣子となる。
京都府画学校の設立を陳情、開港後は初代校長を勤めた。
また、自邸に南宗画学校を開設、日本南画協会の結成に参加など、京都画壇の中心にあって活躍した。
サイズ
総丈 縦 120.5cm 横 37cm
画寸 縦 30.5cm 横 23.5cm
状態
本紙に少しシミあり。
画面右手には白布を真っすぐに垂らしたような滝が描かれ、木々の間を歩む高士には琴を抱く供の者が従っています。
木々の葉や花も人物の顔も簡略され、筆先で楽しんで描いているような軽妙さがあり、せわしない生活から離れ、ゆったりとした時間を感じさせるようです。
緻密な彩色画も遺している直入ですが、このような席画的な作品もまた魅力的なものです。
直入八十二歳の作品。