西山 完瑛 筆 「払子図」紙本 箱有

価格

88,000円(税込)

画家

西山 完瑛(にしやま かんえい)

略歴

1834年〜1897年
大阪生まれ。四条派の画家。
西山芳園の子。名は謙、字は子受、通称を謙一郎、完瑛は号。
画法を父に受け、人物・花鳥を得意とした。

サイズ

総丈 縦 189.5cm 横 33cm
画寸 縦 117.5cm 横 28.5cm

状態

美品です。

一房の払子のみが描かれている一幅
払子は、もともと蚊や蝿などの虫を追い払う道具だったものが、後世になり、中国の禅宗で煩悩を払う力を持つものとして、説法の際に用いる法具となりました。
禅画でも好まれた画題で、禅僧の南天棒も払子図を描いています。
達磨画で有名な白隠の作品にも、同じく説法の道具である拄杖(ちゅうじょう)と絡めた龍杖払子図があります。
禅の世界は奥が深く、人それぞれの解釈が何通りもあるもの。
この一幅で何を感じ取るか、見た者に委ねられる作品です。